1999〜2002 Fender Japan 72 THINLINE TN72-85 / NAT 〜SOLD OUT
現在、USAラインナップやメキシコラインナップにもない為、ジャパンメイドとFender Japan時代のモデルは即売アイテムとなっている2ハム仕様の72テレキャスターシンラインです。
1969年にデビューしたシンラインは、1972年にマホガニーからアッシュボディへと材が変更され、ギブソンでのピックアップ開発に携わったセスラバーが開発した2基のハムバッカーを搭載した仕様へと変更されましたが、「シンラインと言えばこの仕様!」という拘りを持つプレイヤーは少なくありません。
この仕様のヴィンテージのシンラインは、72年が初年度となる為、右肩上がりで相場が高騰しており、既にフルオリジナルなら50万超えという相場を形成しています。
USAラインナップに存在していた72シンラインはレギュラーラインナップの製品ではなく、ファクトリースペシャルランと呼ばれるFSRでしかリイシューされていない為、近年物だとしても市場には殆ど出て来ない貴重なモデルとなっています。
その状況から、フェンダージャパン製は高額買取品となっており、このTN72-85だとしても10万近い値付けのユーズドもある程で…
定価の半額近辺などと言う通常のユーズド相場理論が通用しないモデルとなっています。
本機はミレニアムイヤー前後となるCIJ時代のPシリアル。一般的にはトーカイ、アトランシアなどから木部を提供されダイナ楽器で組み立てていた時代として知られていますが…ムーン製が存在する…等の噂もあった頃です。
木取りを見ても、非常に良いメイプルワンピースネック、アッシュボディーを持つ本機は…あのヴィンテージアリアプロのPEの生みの親、林氏の工房アトランシア製木部ではないだろうか?と推察される一本です。
フジゲン信者が多いフェンダージャパンユーザーではありますが、個人的には「ギターの良し悪しは木部で決まる」という持論がある為、ヴィンテージPEの素晴らしさを知って以来、林氏のファンでもあるので…アトランシア製木部のモノに限り、個人所有しているフェンダージャパンが数本あります。
あくまで個人的な主観なので、参考程度にお考え頂きたいのですが、自分の中での国産オリジナルギターの最高峰は、林信秋氏在籍時のPE-1500〜PE800…と言うくらい林氏の製品のファンでもあるので…と言う部分もあります。
林氏のアトランシアは現在はベースしか製作していませんが、全てのラインナップが純然たるオリジナルであり、高額です。
日本有数なビルダーである林信秋氏がギターを製作していない以上、アトランシア製木部のフェンダージャパンの当たり個体を探し続けている…っていう事になります。
下記画像部分の木部を見ると…かなり…な良材です。
ジャズ、フュージョン、ブルースからロックまで幅広く使えるフェンダーでもあり、フェンダー特有なシングルノイズがない点も魅力です。
当店販売価格78,000円税込み→68,000円
SOLD OUT
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