1970 Gibson B-25D / NAT Vintage 〜 SOLD OUT
1970 Gibson B-25 Deluxe / NAT
Small Body Gibson 's Vintage !
スモールボディーギブソンとして、根強い人気を誇るB-25 Deluxe 1970年製です。
60年代の個体より圧倒的に数の少ない70s B-25ですが、日本人には嬉しい細いネックグリップも魅力です。1969年から1970年にかけては仕様変更の過渡期でもある為、基本スペックは69年製に準じていますが、1970年製を示す特徴を確認出来る貴重な個体です。
ナローネック、この年より刻印されるMade in USA印、スモールボリュートにダウンベリーブリッジという仕様が1970年製の特徴を顕著に示しています。
ナット交換、リフレット済みでプレイヤーにとってストレスのない「 実用出来るヴィンテージ!」として即戦力で使える一本です。
1969年製はブラジリアンローズウッド…いわゆるハカランダ指板です。指板エンドを見るとハカランダっぽい感もありますが、いずれにしてもハカランダかインディアンローズというとになりますので、再生産ヒスコレでは決して体感する事は出来ない「 鳴り 」と「出音 」は正にヴィンテージギブソンサウンドと言えるでしょう。
ダウンベリーブリッジはハカランダです。
内部までしっかりとプロリペアがだいぶ以前に施されています。ブリッジ浮きを修正している為、ウェザーチェックではない跡もありますが、しっかりと治されており段差はございません。
おそらく、その際にブリッジ自体を削って弦高も下げてあります。トップ自体の膨らみはなく、現代の適正弦高よりも僅かに高い程度なので、プレイする上でのストレスはありません。ヴィンテージと呼ばれる時代にはライトゲージすら存在しない為に、一般的には出荷段階から弦高は高めですが、現代に於いては根性論で弾かなければなりませんので、エレキから持ち替えたら弾けない…っていうプレイヤーがいるのも無理はありません。
ご安心下さい。根性論不要で弾ける実用的なヴィンテージです。
トラスロッドにも余裕はございますが、当然ながら木自体も落ち着いていますし、そもそもがこの時代のホンジュラスマホガニーは非常に硬質ですので、滅多やたらな事では反りません。スリーピースはコストダウンの目的ではなく強度を高めてネック折れを防ぐ目的でのスペックです。
同じくボリュート加工も、ネック折れ対策ですが71年、72年と年を重ねる毎にボリュート自体も大きくなります。このボリュートの大きさから見ても1970年製でしょう。
ウェザーチェックや傷の箇所は下記画像にてご確認下さいませ。ヴィンテージならではの味ですし、エイジドやVOSでは出せないルックスも魅力です。
このサイズにピッタリなハードケースは中々ないのですが、正にジャストなハードケースが付属します。
抜群な鳴りとサウンド、かつ即戦力な一本です。何時迄も弾いていたくなる…そんなスモールボディーギブソンの1970年製 B-25 Deluxe !
材が違う…塗装も違う…1990年代にヴィンテージブームがピークに達した頃…ベテランのプロギタリストからギターコレクター、プレイヤーに至るまで「 ヴィンテージギターを買う!」は一つのステイタスでもありました。
買って数ヶ月でネック調整が必要になるようなギブソンやフェンダーに高いお金は払えない…そういう声があったからこそ、初期のビルダー物( フェンダーならジョンイングリッシュなど)は、ビルダーのラックでシーズニングされた厳選された材を使っていたので支持を集めたのですが…
いつしか、コストパフォーマンスは加速し、材の枯渇問題のみならず、カスタムショップやヒスコレでもロッド一杯!なんて言う時代が来るとは…90年代当時は想像もしていませんでした。
ギターの出音の8割は材で決まります。見た目やカタログ上のスペックがいくら、オールドに似ていても…本来のギブソンサウンドとは異なる現代のギブソンサウンドという事になってしまいます。
何故にヴィンテージを求めるのか?という答えはそこにありますし、ジャパンヴィンテージとは材の出処自体も違うのです…
ギブソン…という響きが高嶺の花だった時代のギター達は、今後は右肩上がりになることは確実です。一時的に落ち着いたりするケースは過去にもありましたが、10年サイクルで見て行けばいずれの時代にも相場は上がり続けているのです。
もはや一昔前の感覚に縛られていては、ヴィンテージギターの入手は遠のくばかりかと思います。
それでも新品が良い!という方もいらっしゃいますし、新品が売れない限りはギブソンやフェンダー、マーチンというメーカーには何の利益も発生しないのですから…やはり小売業となるLM楽器店の現場の声をメーカーに伝えて行くことも、今後は非常に大事なことになるでしょう。
迷走気味な各メーカー、製造元に対してもきちんとプレイヤーやお客様の声を伝えて…コストパフォーマンスという概念を無くさない限りは、ギブソンやフェンダー、マーチンも先細ることになってしまいます。
一流メーカーの楽器は高価なもの…という原点に戻って、ミドルクラスやエントリークラスとの差別化を測ることでギブソンやフェンダー、マーチンが存続してくれることを望みたいものです。
確かに世界的な森林保護の目的により、昔のような材は使えませんが、コスパという概念を捨てて職人を育てながら、原点に戻って欲しい…と願うばかりです。
反りまくるギブソンなんていりません!という声をギブソン社もしっかりと受けとめて欲しいと思います。
2019サマーセールの目玉品となります!
販売価格発表、サマーセール詳細発表まで今しばらくお待ち下さいませ。
価格並びにサマーセール詳細は後日発表、追記致します。
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