1983 Burny FV-85MS Musician's Limited Early Version 〜 Michael Schenker / SOLD
1983 Fernandes / Burny 「 The Revival Series Era 〜 The Musican's Limited Series 」
Michael Schenker FV-85MS
L-8001Vintage Pickups & Mahogany Body Matsumoku Made 1st Edition ( 1982〜1984 ) with option's Original Hard Case
All Original & Near Mint Condition !
希少な初期型マツモクメイドのFV-85MSがまさかのニアミントコンディション!禁断のリアルデッドコピーモデルを製造していたBurny の黄金期でもある「 ザリバイバル時期 」のミュージシャンズリミテッドシリーズで発表されたモデルです。
1985年以降はダイナ楽器製となる為、初期型のマツモクメイドは正に「ザリバイバル時期」ならではの禁断のデッドコピー!リバイバルは当初レスポールコピーにのみ冠された名称でしたが、1982年からフェンダータイプなどにもその名称が使われた為、「ザリバイバルシリーズ時期」こそがピークとなる黄金期とされているのです。
ワンピースマホガニーネック、マホガニーボディ、丸ヘッド、ボリュート付きネック、オイルコンデンサー標準マウントなどの本格的な74~75年製ギブソンフライングVのデッドコピーに加えて、伝説の国産ピックアップL-8001Vintageの非網線ブラックワイヤーのオープンタイプをマウント!
更には本人がモディファイしていた部分も完全に再現!シャーラーM6タイプペグ、ブラスナット、ストラトノブなど拘りを反映させたスペックは同時期のグレコ製を上回るデッドコピーぶり!
このL-8001Vintageのブラックワイヤードのピックアップがマウントされるのは、1983年製からとなる為、FV-85MSはノーシリアル、ノーブランドロゴでも改造のないフルオリジナル状態であれば、製造年度とバーニー製である事が特定出来ます。
( 1984年はVH2に変更、ニッケルパーツテールピースにスペック変更がある為、クロームパーツテールピースマウントは1982〜1983年の初期型のみ。 )
当時別売のハードケース付きとなるコレクターズコンディションのフルオリジナル!
L-8001Vintageのブラックワイヤードの画像です。ジョイントピックガードとのカタログ表記にあるように、白と黒のピックガードを繋いであるのもBurny製の特徴です。
翌84年製のV2ピックアップもL-8001Vintageの流れを組むピックアップですが、外観上はリアがT-Topとなります。ギブソンのTバッカーを思わせる外観です。
L-8001Vintageは当時、レスポールコピーの最上位機種にマウントされたグレコのZドライと双璧を成すヴィンテージPAFの再現を意識したピックアップです。非網線のノンカバードでブラックにグレーのラインが入るタイプはこの1983年から採用されています。
マツモク製、純日本製のパーツで組み込まれている為、テールピース及びブリッジ裏にMade in Japan表記があります。
Fernandes/Burnyはいわゆる問屋的なブランドでしたので、自社工場はなくOEM生産をしていたブランドです。
これ以前の70年代後期には春日楽器や東海楽器にもOEM生産を依頼していました。ジャパンヴィンテージ のブランドの中でも、GrecoやAria Proが製造を依頼していたマツモク工業製の個体は、非常に高い評価を得ており木部の質の高さも魅力的でした。
とは言え、この「 リバイバルシリーズ時期 」の「 売り文句」として注目度が高かったのは、アルダーなどのフェンダー系の材も含めて「アメリカから輸入した材を使用している」と言う部分でしょう。
このアナウンスに心躍らされたユーザーは多かったと思われ、ミュージシャンズリミテッドとして発売された本機にも、時期的にその材が使用されている可能性は高いでしょう。トラスロッドの仕込みもギブソン同様なパイプレンチタイプで、もちろん左右両方向に余裕があります。
重量は約3.4キロ。
今やワシントン条約でも規制対象となった、80年代ならではの良質なローズ指板が使われています。
ネックは反り捻れなくストレート。元から背が低めなフレットは、ギブソンのフレットレスワンダーまでは行かずともオールドライクな弾き心地を感じて頂けると思います。
リペア歴等は一切ありません。ボリュート付きのネックグリップは70年代ギブソンの特徴であり、衝撃を和らげ、「ネック折れのリスクを軽減する」為の仕様です。細部まで実に良くコピーをしています。
変形ギターにありがちなエッジや先端部にもダメージはありません。
マイケルが愛用した事で、ヴィンテージ市場では70年代のレスポール以上の取引価格となっている74年以降のフライングVの特徴、通称「丸ヘッド」も再現しています。
ペグはシャーラーM6タイプをマウントしており、マイケル本人も一時期換装していたブラスナット仕様までデッドコピーしています。
MSGはデビューアルバム発売後、コージーパウエルの加入、イギリスでのNew Wave of British Heavy Metalブーム真っ只中など、全ての要素が追い風となり、UFO時代を凌ぐ大ブレークを果たします。
特に日本での人気は凄まじく、The ALFEEの高見沢俊彦氏も80年代には「 マイケルシェンカー好き 」を公言しており、莫大な数のギターコレクターでもある高見沢氏もこの「 FV-85MS」を所有しています。
ついついダンカンピックアップに換装してしまった…などと言う個体が多い中で、このBurny FV-85MSはフルオリジナルである事に価値があり、フルオリジナルだからこそ、年度の特定が可能になる為、巷に出回ってる中でも最もコレクタブルな最高の状態を維持しています。
正直なところ、80年代当時のダンカンに換装するならいざ知らず、近年のESP扱いのダンカンピックアップに交換するのであれば?
PAF再現ピックアップとしても評価の高い、L-8001VintageやV2のまま…な方が70s Gibson FVのニュアンスは感じられるかと思います。
白と黒のツートーンである特徴的な外観のみをコピーしたかの様なマイケルシェンカーモデルと称されるモデルも多数発売されていますが、オイルコンデンサー標準装備、材も吟味された上でデッドコピーが施されている、この80年代初期のFV-85MSの完成度の高さは秀逸であり、サウンド的にも最もギブソンらしいニュアンスを再現しています。
マイケルシェンカーのMSG時代が好きな方にはオススメな一本です!
2年前に当店がコレクター様に販売した個体ですが、長引くコロナ渦と言う事もあり、今回放出して頂きました個体を当店にて再販する形になりますが、コレクター様所有品だった為、2年前とコンディションに変わりはございません。
その2年前とは…既に価値観が異なります。
ヴィンテージBurny / Fernandesの評価、相場はアメリカでの高評価が逆輸入されたかのような形で、日本国内でも特定のモデルや上位機種、レアモデルの相場は上がってきています。
当時別売のハードケースまで付いたコレクタブルなニアミントコンディション、フルオリジナル、初期マツモク製L-8001PUマウント…と言う…条件的にはこれ以上はない!と言う1本です。ジャパンヴィンテージのミュージシャンズモデルをコレクションしたい方は、是非お手元に!もちろんマイケルシェンカーフリークも必見、必携な一本かと思います!
SOLD OUT
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