1970〜1973 Greco RB-700S Neck Thru FIREGLO / Rare Model 〜 SOLD !

情報を訂正します。↑は1970年から1973年までのグレコアリア共通カタログ時代のRB-800Sだと判明しました。

( 参考画像です。)
更にはホースシューピックアップではないRB-700が1973年までに存在。もちろんプロジェクトシリーズ以前です。



グレコ名義としては、最初期のスルーネック、リッケンバッカー4001のデッドコピーモデルです。


ジャパンヴィンテージ企画を90年代末頃から、前々職となる某店在籍時に、JVマニア&グレコマニアのT様とタッグを組んで、プレイヤー誌に見開きカラー広告を打ち出した頃から早くも、20数年の時が経過しました。

今やジャパンヴィンテージと言う言葉は、完全に認知されていますが、当時このキャッチコピーを最初に使った広告をバカにする同業者や身内もいました。「カラー広告2面使ってグレコ、トーカイにフェンダージャパンかよ?アタマおかしいんじゃない?」

ま、それは結果を見てから言って欲しいセリフでしたが、このジャパンヴィンテージ企画の大成功により、古い国産の楽器の価値が上がった事だけは間違いないでしょう。

今やジャパンヴィンテージを安くは買えない、仕入れられないでしょうが、当時は上位も下位も一緒くた。グレコはグレコ、トーカイはトーカイと言う認識でしたから…この企画が成功した事で、高い利益率を当時のお店で数年間は独占出来ましたので…ビジネスとしては満足していました。

その筆者ですら、一眼見て…グネコロゴのスルーネック?どう見てもマツモクの技術には見えない!と驚かされた個体です。

1973年までのグレコアリア共通カタログから、判断してもフジゲン製造でしょう。


今回入荷した個体はホースシューピックアップではございませんので…

現品画像ですが、まさかのリックOサウンドまで再現しています。ぶっちゃけヴィザールに程近い1974年辺りのマツモク製とはかなり異なるクォリティー。富士弦楽器製造と判断して間違いないでしょう。
コチラも現品画像になりますが…クリーニングすらしていない状態なので全体画像の公開は控えさせて頂きます。

メンテナンス後に詳細画像等は掲載致します。7月25日頃の到着となります。

ジャパンヴィンテージの奥深さを改めて痛感するモデルです。

個人的にはリッケンバッカーの魅力を、ベースに感じる筆者としては、やはりネックの強度や材が気になります。世界的に加速する良材が使えない自然保護を優先する現代では、今後は当時のような木材は、年を重ねるごとに使えなくなるのは明確です。

ブラジリアンローズウッドを含めたローズ、遂にはアッシュまで使えない現代。最後の砦、メイプルと言えどもハードロックメイプルがいつまでも使える保証なんてありません。
メイプル指板の方が数が少ないようですが、音の出ないジャンクでも7万を超える辺りは最初期グレコ…の価値観によるものでしょう。

本機は音は出ます。

売却済みとなります。




High Hopes Guitar's

こちらはHigh Hopes Guitar's の個別商品サイトです。総合ホームページはリンク先よりご訪問下さいませ。 この度、旧店名は元々「同名のお店があるとのご指摘」を頂いており仮店名でしたので正式に変更致させて頂きました。

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